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「やる気が出ない」と悩むあなたへ

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春ですね。

今年は暖かくなるのが早く、

3月も半ばを過ぎたところですが桜がどんどん咲き始めました。

春はいろいろと、ものごとが動くことの多い季節です

 

新年度を前に、進学、就職、異動などで、引っ越しを控えている人もいらっしゃるでしょう。

気持ちは焦るものの、片付けなどやる気が出ず進まない、ということもあるかもしれませんね。

 

新型コロナウィルスで臨時休校措置が取られ、

長いお休みを過ごしている学生の皆さんは、いかがですか?

お休みに入ってすぐの時は「この休みにちゃんと勉強しよう。

新しい学年はいいスタートを切ろう」と思っていたのに、

なかなかやる気が出ず、結局ダラダラしているという人もいるかもしれません。

今日はそんな「なかなか出ないやる気」についての話です。

 

 

まず、やる気スイッチ、という言葉。

「うちの子のやる気スイッチはどこにあるんだろう」などと、

お父さんお母さんはよく言いますね。

でも残念ながらそんなスイッチ、誰にもないようなのです。

それどころか「やる気なんてそもそも存在しない」という説もあります。

 

東京大学薬学部教授で脳研究者の池谷裕二さんによると

「人間は、行動することで初めてやる気が出てくる生き物」なのだそうです。

ですから、「やる気」と「行動」を結びつけないことがポイントです。

やる気がないまま始めたらいけないという決まりはありません。

 

 

あなたは今、「やらなくちゃと思いながら、なかなか手をつけられないこと」はありませんか?

部屋の掃除や夕食の洗い物でも、庭の草取りでも、後回しにした仕事でもかまいません。

それを、やる気のでないままでいいので、始めてみてください。

とりあえず始めることができたら、こっちのものです。

そのまま「ただやる」をしてみてください。

意外と早く片付いてしまったりしませんか?

やり出したらちょっと楽しくなってきたり…。 そういうものなのです。

 

ですから、なかなか行動できないお子さんや部下に向かって、

「お前はやる気がない」と言って腹を立てることは、

意味がありませんからすぐにやめてください。

職場では場合によってはパワハラになる可能性があります。

 

やる気神話を信じて子どもと接していると、

子どもの側に「やる気のない自分はダメだ」といったパラダイム(価値観の枠組み)ができ、

自己肯定感が低くなってしまうかもしれません。

あなたも、「やる気が出ない自分」を責めて罪悪感を持つのはやめましょう。

 

とにかく、始めてみるしかないのです。

何かが面倒で仕方がないとき、気持ちと行動を切り離す。

そして、ただやる。

だまされたと思って、試してみてくださいね。

 

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